2022/10/31 11:44

釣りを長いことやってると、節目になるような衝撃を受ける事がありますよね。
例えば、キングサーモンやGTを釣りに行ったとか。
ま、そんな大袈裟な事ではなくても、スゲーの釣ってる人を見た!とかありますよね?
その後の自分の釣りが変わっちゃう様な衝撃ね。
でね、今回はそんな話しです。
最近、二度ほど野比海岸へ秀丸さんからボートでメガハギ狙いで出かけています(詳しくは発売中の「磯・投げ情報12月号」にて(笑)。)。
なんとか、念願の尺オーバー31cmを獲る事ができましたよ。
野比海岸の印象としては、魚が少なく、数はそれほど出ない。でも、尺オーバーの混じる確率はまぁまぁ高い。そんな感じ。
ボート店や常連さんのアドバイスもそれを踏まえての物で「一ヶ所で粘る。アミコマセを撒く。」といった、カワハギ釣りの常識では考えられないものでした。
ところが!野比海岸で、
「コマセ?撒かない。移動?しまくる。尺オーバー確実。35Lクーラー満タン。」と、言う釣り人が居たんです。
信じられませんよ。そんなの。ボクだって、実際に野比海岸で釣りしてみたもん。釣れないよ。そんなに!
10月28日。その釣り人、HARUKIさんと同船させて頂くチャンスがあり、出撃してきました。
北風がつよく、雨予報。条件は最悪の部類です(泣)。そんな中、レンタルボート店クォーター・リーから5馬力で出船。
HARUKIさんはGPSを睨みながらかなりピンポイントでアンカリングします。
すぐにボクにヒット!20cmほどの良いサイズ。そして連発。
あれ?印象が違う・・・。ボクの知ってる野比海岸は、カワハギが寄るまでは相当な時間が掛かるはずななのに・・・。
そして、HARUKIさんにもヒット。20cmをゆうに越える良型。
「ポイッ。」
なにやってんッスか!?そんな良いのリリースですか??
「うん。25cm以下はリリースだから。」
は・・・??
カワハギからのアタリは続きます。そして、ちょっとでもアタリが途切れると移動。ホントに粘らないんだ・・・。
移動する先々で良型連発。
ところが、見ていると、ボクには20cmそこそこのしか来ないのに、HARUKIさんには25cmを越えるサイズばかり・・・。難なく32cm(!!)のメガハギも釣ってしまいました。確かにこれなら25cm以下はリリースかも。
おかしい・・・。狭いボート、仕掛けの位置は1mほどしか離れてないのに・・・。
釣れるサイズが違い過ぎる・・・。
「アワせどころが違うんじゃない?デカいののアタリが取れてないんじゃ?」
え・・・。ウソ・・・。大型のアタリって「モ・・・。」とか「モソ・・・。」とか、もたれる様なやつでしょ??
「いや、言葉じゃ難しいけど、変なアタリなんだよ。」
分かりません(笑)。ボートカワハギは自信ありますよ。取れないアタリなんて無いですよ!!
と、叫びたいところですが、実際、そうとしか思えない・・・。
と、またHARUKIさんに尺オーバー・・・。
なんだよ!!これ!
カワハギ釣りで、超大型ばかり選んで釣るなんて出来るのか?
いや、実際に目の前で起こってるんだよ!その信じられない事が!!!
以前、「尺ハギは狙って釣れる」と、書いた事があるけど、次元が違う・・・。「尺も想定した釣り」ではなく、「尺を選んで釣る釣り」なんです。
もう、今までやってきたカワハギ釣りはなんだったんだ?!いや、それを否定する気はないけど、同じカワハギ釣りなのに、内容があまりにも違う。
その後も悪天候の中、細かな移動を繰り返し、良型を揃えて行くHARUKIさん。
型も数も、全く敵いません。ボクのエサには触りもしない時にも、バンバン良型をぶっこ抜く圧巻の釣りっぷり。魔法使いだな(笑)。
ボクもアドバイスを受けて、少しずつサイズが上がってきました。
もう、感覚がおかしくなってきて、29cmを抜きあげて「まぁまぁサイズ」と言っている自分がいました(笑)。
終わってみれば、HARUKIさんは尺オーバー「4枚(!!)」をふくみ、35Lクーラー満タン!!
ボクは29cm2枚までの16枚。
もう、衝撃受けすぎて、頭クラクラしてます。
なんか、ボクのカワハギ釣りがぶっ壊れた様な、妙な不安感が・・・。